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官報(第999号)によると、群馬県渋川市の「有限会社豊商会」(代表取締役:鈴木 剛太)は6月6日、前橋地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第144号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月7日午前10時30分、破産管財人には古平弘樹弁護士(こだいら法律事務所、群馬県前橋市石倉町5-13-7、電話:027-289-2515)が選任されている。負債額は2022年5月期末時点で約7600万円。
同社は1988年に創業し、1989年に法人改組した土産物卸売業者。農産物直売所やホテルに漬物や饅頭などの土産品を卸販売するほか、一時は自社販売も手掛け、1998年5月期には約7000万円の年間売上高を計上していた。しかし、小売販売から撤退以後は売上が減少に転じていたほか、新型コロナウイルスの感染拡大による取引先の業況悪化に伴い、2022年5月期には年間売上高が約1100万円に落ち込むなど同社の業績も悪化。資金繰りが限界に達したことから今回の事態となった。
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