官報（第991号）によると、東京都台東区台東の「株式会社ウイルアップ」（代表取締役：杉浦 宏重）は5月24日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第2838号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月25日午後2時30分、破産債権の届出期間は6月21日迄となっている。また、破産管財人には塚本亜里沙弁護士（東京山手法律事務所、東京都新宿区四谷2丁目4番1 ACN四谷ビル7階、電話：03-5363-6707）が選任されている。
同社は2011年3月に設立された一般建設業者。マンション・オフィスの内装解体・ハツリ工事・内装仕上工事・原状回復工事などを手掛け、2020年2月期には約4億9000万円の年間売上高を計上していた。しかし近年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によるオフィス需要の鈍化などから売上が減少。関連会社の株式会社at Will（東京都北区）を通じての除菌コーティング工事なども手掛けていたが、従前から赤字体質であったことから資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。
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