官報(第986号)によると、東京都江東区豊洲の「有限会社倉田商店」(代表取締役:倉田 俊之)と関連会社で東京都世田谷区池尻の「株式会社T・フーズ」(同代表)の2社は5月17日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第6742号及び第7453号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月21日午前11時、破産債権の届出期間は6月21日迄となっている。また、破産管財人には志甫治宣弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、電話:03-3356-5251)が選任されている。
同社は1971年1月に設立された鮮魚仲卸業者。築地市場(閉鎖後は豊洲市場)場内の魚河岸として、東京都周辺の飲食店やなどに少量・混載・小口出荷という形態で提供するほか、鮮魚店などに卸していた。飲食店向けには場内の加工場を用いて下処理やフィレー加工なども手掛けていた。
しかし、近年は新型コロナウイルスの影響により飲食店向けの出荷が激減したことから株式会社Mellow(東京都千代田区)が展開する移動販売のプラットフォーム「SHOP STOP」を利用する形でのキッチンカー営業を開始。*1 昼はオフィス街に展開し、魚づくしの弁当「市場のお魚ごはん」を販売し、夕方から夜にかけては住宅街に展開し、家庭向けの総菜を販売していたという。
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