官報(第998号)によると、東京都渋谷区東の「株式会社東京ビルド」(代表取締役:渋川 泰司)は6月5日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第3376号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月8日午後2時30分、破産債権の届出期間は7月3日迄となっている。また、破産管財人には川畑大輔弁護士(日比谷見附法律事務所、東京都千代田区有楽町1-6-4 千代田ビル7階、電話:03-3595-2069)が選任されている。
同社は2018年3月に設立された住宅建築会社。不動産仲介の東京ハウスを主軸とする東京ハウスグループに所属し、ハウスメーカー部門を担当していた。東京の城南エリアを営業エリアとして事業を展開し、大手ハウスメーカーからの建築請負のほか、ローコスト住宅の企画・建築を手掛けていた。しかし近年は誤発注や工事ミス、工事の遅延による完成前渡しなどのトラブルが頻発したほか、資材価格の高騰により建築コストが売上相当にまで上昇したため、事業継続は困難と判断し、今回の事態となった。
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。