官報(第987号)によると、山口県下関市赤間町の「テイアールケイ不動産株式会社」(代表取締役:西山 利治)と関連会社で下関市みもすそ川町の「西山商事有限会社」(代表取締役:西山 やよい)及び「有限会社とみや」(代表取締役:西山 玲子)の3社は5月17日、山口地方裁判所下関支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第5号・第13号・第17号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は順に令和5年9月20日午前10時30分・同日午前10時55分・同日午前11時10分、破産債権の届出期間は7月18日迄となっている。また、破産管財人にはそれぞれ山本浩弁護士(山元浩法律事務所、山口県下関市竹崎町4-4-2 ヴェルタワー下関103、電話:050-5572-2377)・秋山二郎弁護士(秋山法律事務所、山口県下関市田中町7-6、電話:083-232-1321)・仁井真司弁護士(弁護士法人ラグーン、山口県下関市南部町2-7、電話:050-5356-9684)が選任されている。
テイアールケイ不動産は1981年12月の設立。赤間関稲荷町の妓楼「大阪屋」跡地で第一ホテル系列の「東京第一ホテル下関」(1984年10月開業、総客室数77室)を運営していた。第一ホテルが経営破綻し、阪神阪急第一ホテルグループとなって以降も運営継続していたが、新型コロナウイルスの影響により宿泊客数が激減。宿泊客数に影響する花火大会などのイベントも軒並み中止となり、今後の見通しが立たないことから2020年12月に休館。その後、不動産売却などを進めていたが進展しなかったことから金融機関により破産が申し立てられ、今回の事態となった。
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