茨城県水戸市の飲食店経営「株式会社たらいうどん椛や」に破産開始決定 創業者死去、後継者不在で事業継続困難に


官報(第989号)によると、茨城県水戸市の「株式会社たらいうどん椛や」(代表取締役:栗田 友美)は5月23日、水戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第110号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月5日午前10時30分、破産債権の届出期間は7月4日迄となっている。また、破産管財人には石橋真一弁護士(石橋・大塚法律事務所、茨城県水戸市南町2-5-24榎澤本店ビル4階、電話:029-291-3937)が選任されている。

同社は2008年に創業した飲食店経営会社。「うどんの恩返し」「肉汁うどん利八」「たらいうどん椛や」などの屋号でうどん店を4店舗展開。釜揚げやつけ汁など、本格的な手打ちうどんを提供するほか、スダチうどんなど季節限定メニューを提供し、2020年3月期には約1億1500万円の年間売上高を計上していた。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により来客数が減少し業績が悪化。このような中、創業者が病気で死去。後継者が不在だったこともあり、事業の継続が困難となり、全店閉店を余儀なくされていた。


コメントを投稿

コメントを投稿

削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。

Powered by Blogger.