官報(第988号)によると、新潟県長岡市の「株式会社タント」(代表取締役:菅沼 利春)は5月19日、新潟地方裁判所長岡支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第54号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月7日午前11時30分、破産管財人には横田大樹弁護士(横田大樹法律事務所、新潟県柏崎市長浜町6-33、電話:0257-41-5911)が選任されている。負債額は約9300万円。
同社は1969年に菅沼左官工業所として創業し、1989年に法人改組した有限会社菅沼左官工業を前身とし、2014年に設立された住宅建築会社。ハウスメーカーから基礎工事及び外構工事を請け負い、事業を拡大。2017年には自社元請での住宅建築を開始するなど業容も拡大させ、2019年2月期には8679万円の年間売上高を計上していた。
しかし、その後は職人の高齢化や若手採用が困難となっていたなか、新型コロナウイルスの影響により受注が減少。昨今の資材価格高騰もあり、今後の見通しが立たなくなったことから今回の事態となった。
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