官報(第1001号)によると、千葉市中央区生実町の「株式会社佐藤屋建設」(代表取締役:佐藤 行雄)は6月6日、千葉地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第673号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月12日午前11時、破産債権の届出期間は7月7日迄となっている。また、破産管財人には吉橋祐一朗弁護士(松本・山下綜合法律事務所、千葉県千葉市中央区中央3-3-8 日進センタービル7階、電話:043-227-5676)が選任されている。負債額は約3億5000万円。
同社は1971年4月に佐藤建築として創業し、1984年5月に法人改組した住宅建築会社。木造建築在来工法を重視するハウスビルダーとして注文住宅の建築を手掛けるほか、ハウスメーカー等からの建築請負も行い、2006年12月期には約5億4000万円の年間売上高を計上していた。しかしその後は競争激化から受注が安定せず、取引先との支払遅延などのトラブルが頻発。ノンバンクからの借入による資金調達を行っていたが、2018年に社有不動産の差し押さえを受けるなど資金繰りに窮していた。
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