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官報（令和5年6月21日 号外第130号）によると、名古屋市中川区四女子町の「株式会社岡忠工作所」（代表取締役：岡田 祐治）は6月7日、名古屋地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第790号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年10月11日午前10時30分、破産債権の届出期間は7月7日迄となっている。また、破産管財人には古澤仁之弁護士（弁護士法人小山・古澤早瀬、愛知県名古屋市中村区名駅3-21-7 名古屋三交ビル5階、電話：052-485-7188）が選任されている。
同社は1948年4月に創業し、1959年11月に法人改組したアルミダイカスト製造メーカー。三重県や岐阜県に生産拠点を持ち、東海地域の自動車メーカーを主要取引先としてアルミ及び亜鉛製ダイカストの鋳造・加工を行うほか、ダイカスト金型の製作も手掛けていた。しかし近年は、主要取引先である自動車メーカーの生産拠点の海外移転などから売上が減少傾向にあったなか、新型コロナウイルスの影響による半導体・部品不足による自動車メーカーの生産調整の影響を受け、厳しい経営を余儀なくされていた。
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