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官報(第989号)によると、佐賀県唐津市の「株式会社むらい」(代表取締役:村井 武博)は5月24日、佐賀地方裁判所唐津支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第38号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月5日午前11時、破産債権の届出期間は7月10日迄となっている。また、破産管財人には長戸和光弁護士(佐賀駅前法律事務所、佐賀県佐賀市駅前中央1丁目10番37号 佐賀駅前センタービル6階、電話:0952-37-9371)が選任されている。負債額は約1億7000万円。
同社は1903年に創業した呉服屋を前身として1992年6月に設立された衣料品小売業者。「ファミリーファッションむらい」の屋号で衣料品販売店を展開。唐津市のほか、有田町、伊万里市などで複数の店舗を展開し、ピーク時の2010年5月期には約4億2900万円の年間売上高を計上していた。
しかし近年はユニクロなどのファストファッション店に押され、業績が悪化。また、新型コロナウイルスの影響による来客数減少により今後の見通しが立たなくなったことから今回の事態となった。
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