新潟市北区の業務用惣菜製造「有限会社ハトヤ食品」に破産開始決定

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官報(第996号)によると、新潟市北区島見町の「有限会社ハトヤ食品」(代表取締役:加藤 峰子)は6月2日、新潟地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第184号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月19日午後1時30分、破産債権の届出期間は7月14日迄となっている。また、破産管財人には小田将之弁護士(弁護士法人青山法律事務所、新潟県新潟市中央区学校町通一番町12 市役所前ビル5階、電話:025-222-7788)が選任されている。なお、同手続きにおいては破産法204条1項2号の規定による簡易配当を実施するとのこと。負債額は約2億円。

同社は1967年4月に設立された惣菜製造卸業者。業務用の惣菜製造を主体に冷凍食品の製造・販売も手掛け、スーパーや小売店、同業他社のほか、学校給食向けにも惣菜を供給し、1992年7月期には約4億円の年間売上高を計上していた。

しかしその後は市況低迷や他社との競争激化により売上が減少傾向にあった中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による休校により給食分野の売上が激減。厳しい経営を余儀なくされていたなか、電気代をはじめとする光熱費の高騰や食材費の上昇、深刻な人手不足などから事業継続が困難となり、今回の事態となった。

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