官報(令和5年6月21日 号外第130号)によると、東京都大田区西馬込の「株式会社エニシコーポレーション」(代表取締役:小倉 慶介)は6月7日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第3108号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月8日午後2時30分、破産債権の届出期間は7月5日迄となっている。また、破産管財人には小山智弘弁護士(小山・玉井法律事務所、東京都新宿区四谷2-4-12 大久保ビル4階、電話:03-3357-0261)が選任されている。負債額は約8億8000万円。
同社は2010年1月に創業し、2012年5月に法人改組した一般建設業者。賃貸物件入退去時における原状回復工事及びリノベーション工事を主体に事業を展開するほか、戸建リフォームや小口修繕なども手掛け、2019年9月期には約10億3000万円の年間売上高を計上していた。
その後も新型コロナウイルスの感染拡大の影響による一時的な売上減少があったものの、2021年9月期の年間売上高は約12億6000万円と伸長していたが、2018年頃から開始した投資事業が失敗に終わり、多額の損失を計上。これにより資金繰りが悪化し、2022年7月に事業を停止し、今回の事態となった。
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。