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官報(第991号)によると、岡山県倉敷市の「アンドディハウス株式会社」(代表取締役:光本 知之)は5月25日、岡山地方裁判所倉敷支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第101号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月7日午前10時、破産債権の届出期間は7月10日迄となっている。また、破産管財人には秋山裕史弁護士(秋山裕史法律事務所、岡山県岡山市北区南方1-5-2 奥村ビル3階、電話:086-238-8707)が選任されている。
同社は2010年2月にワウハウス岡山株式会社として設立された住宅建築会社。ワウハウス(広島県福山市)の岡山支店及び倉敷支店が分社独立する形で設立された会社で、同年6月から営業を開始。岡山市や倉敷市など、岡山県の南西部を営業エリアとして低価格帯の分譲住宅及び注文住宅の販売・施工を行い、2011年12月期には約30億円の年間売上高を計上していた。
しかしその後は同業他社との競争が激化。分譲住宅建設等の際の不動産の取得に借入金を使用しており、2022年3月期時点で約13億円まで膨らみ、収益を圧迫。新型コロナウイルスの影響による受注低迷から2022年3月期の年間売上高は約13億円にまで低下し、約4400万円の赤字を計上していた。また、2022年8月頃にはワウハウスとの出資関係が解消したため、商号変更と岡山支店の閉鎖を余儀なくされ、営業力が低下。ウッドショックなどによる建材価格高騰もあり、収益がさらに悪化していた。
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