官報(第995号)によると、名古屋市北区大杉の「株式会社アムテス」(代表取締役:東山 誠二)は5月31日、名古屋地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第859号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月12日午後1時40分、破産債権の届出期間は7月3日迄となっている。また、破産管財人には高橋俊光弁護士(不二法律事務所、愛知県名古屋市中区丸の内3-5-10 名古屋丸の内ビル9階、電話:052-962-5000)が選任されている。負債額は約6億5000万円。
同社は1998年5月に設立された内装仕上工事業者。賃貸・分譲マンションの退去時原状回復工事・リノベーション工事をメインに事業を展開。一時は事業の多角化を図り焼肉店の経営も行っていたが、2013年に撤退。本業は受注が堅調だったため、2019年2月期には約7億8000万円の年間売上高を計上していた。2020年7月に代表が交代したことで社内が混乱し受注減となり、赤字を計上。以降は経営のスリム化を行うなど経営立て直しを図っていたが連続欠損から債務超過に陥り、資金繰りに窮する事態となっていた。
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