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官報(第981号)によると、岐阜県大垣市高橋町の「株式会社山中工務店」(代表取締役:山中 茂樹)と関連で大垣市安井町の「山中ハウジング株式会社」(同代表)の2社は5月11日、岐阜地方裁判所大垣支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第41号・第42号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月11日午後3時、破産債権の届出期間は6月12日迄となっている。また、破産管財人には安藤友人弁護士(弁護士法人岐阜合同法律事務所、岐阜県岐阜市美江寺町1-5 岐阜北青色会館4階、電話:058-264-3780)が選任されている。
山中工務店は1934年1月に創業し、1959年1月に法人改組した総合建設業者。大垣市民病院や大垣市武道館などの公共施設や大手運輸会社の本社ビルなどをJVで建設するなど、工場や店舗、事務所など非住宅分野での営業基盤を確立し、1999年4月期には約13億3900万円の年間売上高を計上していた。しかし近年は大型案件の減少により業績がダウンしていたなか、社有不動産への投資や関連会社への資金貸付など金融負担が重く、資金繰りに行き詰ったことから今回の事態となった。
山中ハウジングは1971年5月に創業し、1975年5月に法人改組した住宅建築会社で、個人住宅の設計・建築を行うほか、個人医院や自動車販売店、洋菓子店など非住宅建築も手掛けていた。
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