北海道旭川市の飲食店経営「カズハチコーヒー株式会社」に破産開始決定 親会社の経営破綻に連鎖


官報(第981号)によると、北海道旭川市の「カズハチコーヒー株式会社」(代表取締役:八重樫 和秀)は5月12日、旭川地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第28号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月31日午後2時、破産管財人には大箸信之弁護士(大箸法律事務所、北海道旭川市6条通8-37-22 68ビル4階、電話:0166-73-4893)が選任されている。

同社は2018年9月に設立された飲食店経営会社。農業生産法人 株式会社愛恵育場(2023年1月に経営破綻)の関連会社で、2018年12月に旭川医科大学内正面駐車場『緑が丘テラス』内に「MORIHICO.緑が丘テラス」を開業して営業するほか、2022年8月には親会社が展開するブランド羊肉“オークカムイ”を使用した創作料理レストラン「八重のひつじ 鎌倉店」を鎌倉市内に開業していた。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う羊肉需要の激減や飼料価格高騰により親会社が経営不振に陥り、同社もメイン食材である羊肉の提供が行えなくなったことから2022年1月に店舗の閉業に追い込まれていた。なお、「八重のひつじ 鎌倉店」については、実質的な運営を委託していたジャパンエナジーフード株式会社により2023年1月に「肉とワイン みなもと」としてリブランドオープンしている。


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