岡山県倉敷市の畳縁メーカー「マルビ産業有限会社」に破産開始決定

官報（第981号）によると、岡山県倉敷市の「マルビ産業有限会社」（代表取締役：田尾充）は5月11日、岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第181号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月12日午前10時、破産債権の届出期間は7月10日迄となっている。また、破産管財人には秋山裕史弁護士（秋山裕史法律事務所、岡山県岡山市北区南方1-5-2 奥村ビル3階、電話：086-238-8707）が選任されている。負債額は約6000万円。

同社は1966年8月に創業した畳縁メーカー。畳の角を保護するために取り付けられる畳縁を創業時から作り続けていたが、近年はローコスト住宅の普及などから畳を使用する和室自体が減少し、売上が低迷していたうえ、光熱費の高騰などで採算が悪化。今後の見通しが立たないことから今回の事態となった。