官報(令和5年5月25日 号外第110号)によると、岐阜県揖斐郡揖斐川町の「株式会社立花屋」(代表取締役:梅田 正文)は5月10日、岐阜地方裁判所大垣支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第32号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月7日午後2時30分、破産債権の届出期間は6月12日迄となっている。また、破産管財人には山田秀樹弁護士(弁護士法人ぎふコラボ西濃法律事務所、岐阜県大垣市室町2-25、電話:0584-81-5105)が選任されている。
同社は1874年に創業した老舗旅館の経営会社。西国三十三ヵ所満願霊場の古刹「谷汲山華厳寺」の山門前に所在する総部屋数10室の料理旅館「立花屋」及び日帰り入浴施設「満願の湯」(単純温泉(弱アルカリ性、低張性、低温泉)、泉温25.1℃、加温循環式)を経営していた。料理旅館だけあり、秋季には松茸御膳、冬季にはぼたん鍋など季節に応じた料理を味わうことができたという。また、昼食時のランチ営業、慶事・法要時の宴会にも対応していた。
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