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官報(第981号)によると、茨城県小美玉市の「園部コンクリート工業株式会社」(代表取締役:代々城 春雄)は5月11日、水戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第120号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月1日午後1時30分、破産債権の届出期間は6月22日迄となっている。また、破産管財人には安隆之弁護士(みとみらい法律事務所、茨城県水戸市南町1-3-27 水戸ビル2階、電話:029-221-2675)が選任されている。負債額は約1億4500万円。
同社は1950年4月に創業したコンクリートブロックの製造業者。河川護岸などに用いられるコンクリートブロックを製造するほか、土木工事の請負まで業容を拡大し、2020年3月期には約2億5200万円の年間売上高を計上していた。東日本大震災の被災後は各地で復興関連の工事を手掛けていたが、近年は案件数が落ち着いてきたことで業績が悪化。新型コロナウイルスの影響による建築需要の低下や取引先破綻に伴う不良債権の発生などから資金繰りが限界に達したことから2022年12月頃に事業を停止し、今回の事態となった。
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