官報(第969号)によると、札幌市厚別区もみじ台西の「新和建設株式会社」(代表取締役:近藤 聡)は4月19日、札幌地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第550号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月28日午後1時30分、破産管財人には遠藤雅文弁護士(太田・遠藤法律事務所、札幌市中央区大通西9丁目3番33キタコーセンタービルディング8階、電話:011-271-6195)が選任されている。負債額は約8億5000万円とのこと。
同社は1977年4月に創業し、1979年4月に法人改組した建設業者。公共工事のほか、札幌市を中心とした地域において賃貸マンションや介護老人保健施設などの建築工事を請け負い、2007年3月期には約18億9600万円の年間売上高を計上していた。近年はニセコ地域で活発に行われているコンドミニアム建設などを請け負っていた。
直近の2022年3月期には約15億2000万円の売上高を計上していたが、代金回収の遅れから取引先への支払いが遅延。つなぎ資金の確保に苦慮し、社有不動産の売却や取引先へのリスケ要請などで対応していたが資金繰りが限界に達したことから2023年3月1日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していた。
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