官報(第976号)によると、兵庫県美方郡香美町の「おじろ観光協同組合」(代表清算人:朝倉 富征)は5月1日、神戸地方裁判所豊岡支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第10号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月1日午後1時10分、破産管財人には菅村朋子弁護士(すがむら法律事務所、兵庫県豊岡市寿町2-20 寿センタービル207、電話:0796-26-8580)が選任されている。
同協同組合は1981年7月に索道事業を目的に美方町観光事業協同組合として設立された協同組合。同年にニューおじろスキー場(現:おじろスキー場)を開設・運営するほか、リフトの整備・運営を行っていた。しかし、スキー場の利用者減少から2013年11月に同スキー場の経営権をスキー場経営最大手のマックアースに譲渡し、ゴンドラリフトの管理業務のみに事業を縮小していた。なお、同組合の破綻により、香美町に対する未払金が約2500万円あり、取立不能となったことが発覚している。
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