官報(第973号)によると、東京都江東区南砂の「一般社団法人能力開発研修センター」(代表理事:矢澤 健太郎)は4月26日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第2336号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月21日午前11時、破産債権の届出期間は5月31日迄となっている。また、破産管財人には峯田幹大弁護士(紀尾井町法律事務所、東京都千代田区二番町9-8中労基協ビル3階、電話:03-3265-6071)が選任されている。
同社は2012年7月に設立された各種資格取得のための講習会・研修会及びセミナーの企画・運営を行う一般社団法人。「能セン」の名称で各種の施工管理技士や電気工事士、環境計量士、マンション管理士などを取得するための講習会・研修会を企画・開催するほか、電験二種・電験三種・第一種電気工事士・第二種電気工事士・電気工事施工管理技士(1級・2級)については通信講座を開講していた。また、関連事業としてこれらの資格取得を目指す人を対象としたテキストの出版も手掛けていた。
しかし近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により講習会・研修会の開催中止がなされるなど業況の悪化が継続する事態となっていた。なお、同法人の事業は2023年4月11日に設立された株式会社NOUSEN(東京都練馬区)が承継している。
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