官報(第980号)によると、群馬県渋川市の「MS清算準備株式会社」(代表清算人:椎名 芳子)は5月8日、前橋地方裁判所から特別清算の開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(ヒ)第3001号。
同社は1985年にソフトウェア開発会社として設立された元・飲食店経営会社。1995年に飲食店経営に業務転換し、観光名所の水沢観音近くで日本3大うどんの一つ「水沢うどん」を提供するうどん店「水澤亭」を経営するほか土産品の販売を手掛け、1996年7月期には約2億5000万円の年間売上高を計上していた。
しかし、業態転換に伴う土地購入費などの先行投資費用が重く赤字経営が続いていたほか、2020年以降は新型コロナウイルスの影響による観光客の激減から売上も減少し、厳しい経営を余儀なくされていた。このため、2022年10月に現商号に変更するとともに、新会社「株式会社水澤亭」に事業譲渡。2023年1月に株主総会の決議により解散していた。
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