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官報(第981号)によると、群馬県桐生市の「有限会社文化堂」(代表取締役:渡辺 靖)は5月12日、前橋地方裁判所桐生支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第33号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月25日午前10時、破産債権の届出期間は6月30日迄となっている。また、破産管財人には金井勇樹弁護士(金井法律事務所、群馬県伊勢崎市太田町851-22、電話:0270-27-7288)が選任されている。
同社は1939年に創業し、1949年に法人改組した宝飾品販売会社。桐生市本町六丁目商店街に店を構え、宝石・貴金属製品の販売のほか、古くなったリングのリフォームなどを手掛けていた。宝飾品リフォームに関しては甲府から職人が来店し、その場での加工を行うイベントを開催することもあったという。また、金・プラチナ製品の現金買取事業も展開していた。しかし、近年は固定客の高齢化もあり業績が低迷するなか、新型コロナウイルスの影響による来客数減少により2020年5月には本社が差し押さえられるなど厳しい資金繰りが表面化していた。
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