東京都大田区の建築設計業「エイティーエス株式会社」に破産開始決定

官報（第973号）によると、東京都大田区中央の「エイティーエス株式会社」（代表取締役：田中 豊）は4月26日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第2347号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月24日午後2時、破産債権の届出期間は5月31日迄となっている。また、破産管財人には堀本博靖弁護士（シティユーワ法律事務所、東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル、電話：03-6212-5500）が選任されている。

同社は2002年2月に設立された建築設計業者。ATS一級建築士事務所でもあり、建築サポートネットという建築士のネットワークを構築し、同ネットワークに所属する建築士が委任を受け、専門工事会社が住宅建築を手掛ける間、建築士が施工管理等を行うコンストラクション・マネジメント業務を主軸に、ネットワーク外の注文住宅建築会社との契約をネットワークに加盟する建築士が顧客に代わって行う代行サービスなどを展開していた。

また、起振機を住宅の2階に設置し、2～10gal程度の振動を発生させることで耐震診断を行う動的耐震計測を中心とした耐震診断サービス及びリフォーム工事の設計及び監理などを手掛けていた。

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