官報(第984号)によると、北海道帯広市の「株式会社かとう看板工業」(代表取締役:武士澤 雄一)は5月17日、釧路地方裁判所帯広支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第82号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月24日午後2時、破産債権の届出期間は6月15日迄となっている。また、破産管財人には丸谷誠弁護士(まるや法律事務所、北海道帯広市東1条南5-16-1 ラピスラズリ1・5A号室、電話:0155-66-7824)が選任されている。負債額は約5500万円。
同社は1968年に加藤工藝として創業し、1997年に法人改組した看板制作会社。十勝地域という農業・畜産業が盛んな地域特有の看板として地中埋設型の農業看板「ファームサイン」のデザイン・製造・設置をメインに、立ち入り禁止サインや風見鶏などを製造。ガーデンプランターなどの製作やFRP造形での資料館等の設置模型の制作等も手掛けていた。近年は十勝バスと協同で寒冷地に対応したバスの車体に張る耐候性ラッピング広告の施工技術「グラフィック ラッピング システム」を開発し、同技術を使用したラッピングシールの製造などを行っていた。
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