官報（第976号）によると、東京都文京区本郷の「株式会社インターナショナルサイエンティフィック」（代表取締役：臼井 周子）は4月28日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第2095号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月12日午後2時、破産債権の届出期間は6月30日迄となっている。また、破産管財人には田代啓史郎弁護士（TMI総合法律事務所、東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー23階、電話：03-6438-5511）が選任されている。
同社は1978年2月に八王子市で設立された商社。設立当初はインベーダーゲームのアーケード基盤やマニア向けのTVゲーム関連製品の開発・販売を手掛けていたが、その後、香港及びアメリカに現地法人を設立し、半導体やSIMMの販売を展開。1995年にはインターネット関連事業に参入し、インターネット接続サービス「LUVnet」を運営するほか、プリペイドカードを利用したインターネットサービスの料金課金システム「ラブネットインターネットカード」に関するビジネスモデル特許を1999年に取得。同特許を用いてウェブマネー、ビットキャッシュ及びゼロの事業活動が同特許に抵触するとして使用差止仮処分を請求したことで一時期話題となった。
2008年頃にインターネット関連事業を終息させ、以降は放射能ホルミシス製品や重水素減少水「IMMU（イミュ）」「DDWATER」、認知症予防サプリ「ジアレティア」などといった代替医療に関する商品の販売を主軸に仮想通貨「Ripple」に関連したセミナーや4DS Memory社【ASX: 4DS】の株式担保通貨「FDS」の販売など仮想通貨関連事業を展開していた。
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