官報(第970号)によると、兵庫県高砂市の「ハリマ給食株式会社」(代表取締役:太田 智)と関連の「株式会社MOG(エムオージー)」(兵庫県伊丹市、同代表)は4月21日、大阪地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第1582号・第1584号で、破産管財人には坂川雄一弁護士(はばたき綜合法律事務所、大阪府大阪市北区西天満4-8-17 宇治電ビルディング11階、電話:06-6363-7800)が選任されている。負債額はハリマ給食が約3.5億円、MOGが約1.5億円。
ハリマ給食は2016年8月に設立された弁当製造・配達会社。1965年8月に設立された旧会社を2016年12月に吸収合併する形で事業を展開。加古川市、高砂市、明石市に所在する企業・団体向けに約3000食以上の仕出し弁当を製造・配達するほか、岡山県津山市に所在していた頃の岡山県作陽高等学校(現:作陽学園高等学校・岡山県倉敷市)の食堂・学生寮の運営を行っていた。なお、移転後はシダックスコントラクトフードサービスが運営している模様。
エムオージーは2013年1月に設立された軽貨物自動車運送業者。伊丹市のほか尼崎市に拠点を設けており、企業・団体からのスポット輸送を手掛けるほか、同業からの配送委託などを請け負っていた。また、兵庫県・大阪府における単身者の引越しにも対応していたという。今回の事態はハリマ給食に連鎖した形での経営破綻とみられている。
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