官報(第973号)によると、長崎県諫早市の「株式会社諫早観光ホテル」(代表清算人:藤原 貞明)は4月21日、長崎地方裁判所大村支部から特別清算の開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(ヒ)第2号。
同社は明治時代に創業した嫁入り箪笥などを扱う道具屋を前身とし、1928年4月に旅館業に事業転換、1963年7月に法人改組した元・ホテル経営会社。諫早市内でシティホテル「諫早観光ホテル道具屋」を経営していた。格式の高さと存在感で知られ、皇族が宿泊されたこともあったという。今回の事態は2019年12月に冠婚葬祭業大手のメモリードが土地建物を譲受する売買契約を締結し、同社がその後解散を決議したことに伴うもので、ホテルは「ホテルフラッグス諫早」に改称し、現在も営業を継続している。
ホテルフラッグス諫早
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