東京都新宿区の越境EC事業「株式会社Hep Japan International」に破産開始決定

官報（第974号）によると、東京都新宿区新宿の「株式会社Hep Japan International」（代表取締役：松本 祐二）は4月27日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第1712号で、破産管財人には菅野百合弁護士（西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2大手門タワー、電話：03-6250-6200）が選任されている。

同社は2009年に設立されたレコードの通信販売業者。越境ECプラットフォーム「eBay」に出店し、中古のCDやレコードを海外のバイヤー・個人向けに販売。デビットボウイやビートルズなど、海外でも販売されているCD・レコードであっても日本盤を欲する層があり、同社はそういったユーザーに対してメディア販売を行っていた。しかし近年は音楽分野のサブスクリプションサービスが普及したことによる中古市場の縮小や、円安による輸送費の上昇により売上が減少傾向にあったという。