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大水は1963年6月、冷凍食品の卸売を目的に千葉県松戸市で創業し、1972年7月に法人改組した元・冷凍食品卸売業者。冷凍水産食品の製造や仕入販売を主力事業とし、中国現地法人での低価格加工を強みに大手商社に販路を築き、消費需要拡大も背景に、ピークとなる1992年6月期には約79億6062万円の年間売上高を計上していた。
しかし、管理面での弱さから取引業者の破綻に伴う不良債権が相次ぎ、たびたび赤字を計上していたうえ、バブル期にひたちなか市を中心に不動産取得を活発化したことや海外投資に係る過大な借入負担により資金繰りが悪化。経営再建を図るため事業の柱である冷凍水産食品製造卸の部門を切り離し、不動産賃貸業に転換していた。その後、債務圧縮を目的に所有不動産の売却を進め、資産処分に目途がついたことから2023年1月31日に株主総会で解散を決議し、今回の措置となった。
関連のカシマ冷食は1977年に創業し、1979年7月に法人改組した冷凍食品の製造販売業者。大水のグループ会社として事業を行っていたが、大水の業績悪化もあり3億円を超える債務超過に陥るなど業績が低迷したことから、2001年8月に工場の売却や全従業員の解雇を行い、休眠会社となっていた。
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