官報(第974号)によると、青森県五所川原市の「朝日商事株式会社」(代表取締役:大西 智子)は4月27日、青森地方裁判所五所川原支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第20号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月24日午後1時45分、破産管財人には森雄亮弁護士(森法律事務所、青森県青森市中央1-1-2 メゾン青森A1階、電話:0177-52-0016)が選任されている。負債額は約4億3000万円。
同社は1954年に鯵ヶ沢町で創業し、翌55年に朝日商事有限会社として法人改組した遊技娯楽場経営会社。鯵ヶ沢町のほか、五所川原市やつがる市において「朝日会館」「朝日ドーム」「バイパス朝日」などの屋号でパチンコ・パチスロ店を複数店舗展開し、最盛期には約40億円の年間売上高を計上していた。
しかし近年は地域人口の減少に伴う同業他社との競争激化や業界への出玉規制などにより業績が悪化。新型コロナウイルスの影響による来客数減少もあり、資金繰りが限界に達したことから今回の事態となった。
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