東京都港区のAIスタートアップ「AI Infinity株式会社」に破産開始決定 エムティーアイ傘下となるも業績悪化


官報(第986号)によると、東京都港区南青山の「AI Infinity株式会社」(代表取締役:春芽 健生)は5月17日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第2752号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年8月31日午前11時、破産債権の届出期間は6月14日迄となっている。また、破産管財人には大江耕治弁護士(桃尾・松尾・難波法律事務所、東京都千代田区麹町4-1 麹町ダイヤモンドビル、電話:03-3288-2080)が選任されている。負債額は親会社のエムティーアイのリリースによると6347万5000円。

同社は2017年12月に設立されたAIスタートアップ。自然言語処理技術や音声認識技術、画像解析技術などを活用し、AIによる会議議事録作成音声認識サービス「AI Infinity Speech Creator」や世界55言語に対応したテキストデータ読み上げサービス「AI Infinity Text Utterance」など複数のサービスをサブスクリプション形式で提供し、ピークとなる2019年11月期には約2400万円の年間売上高を計上していた。

2021年12月に同社の第三者割当増資約2億円をエムティーアイ【東証PRM:9438】が引き受ける形でエムティーアイの連結子会社となったが、その後は年間売上高が2021年11月期が約165万円、2022年11月期が約850万円となるなど業績の悪化が止まらず、資金繰りの見通しが立たなくなったことから5月9日付で破産手続きの申立を行っていた。

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