神戸市須磨区の飲食店経営「株式会社野菜基地」に破産開始決定 ファストオーガニックレストランを展開


官報(第953号)によると、神戸市須磨区横尾の「株式会社野菜基地」(代表取締役:中通 寛記)は3月29日、神戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第127号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年6月21日午前11時、破産管財人には佐藤進一弁護士(神戸さくら法律事務所、兵庫県神戸市中央区多聞通2-4-4 ブックローン神戸ビル東館9階D室、電話:078-371-8533)が選任されている。

同社は2010年12月に設立された飲食店経営会社。2011年1月に東京都港区南青山に「南青山野菜基地」の屋号でオーガニックレストランを開業し、動物性の食材を一切使わないカレーや害獣としての側面が近年クローズアップされている鹿肉のソーセージを提供するなど従来のオーガニックレストランとの差別化を図ったファストオーガニックな料理を提供し、2013年9月期には約3000万円の年間売上高を計上していた。その後も2015年に横浜店を新規出店するなど業容を拡大させていた。

しかし、2018年に建物の老朽化を理由に南青山店を閉店し、横浜店のみの展開となっていたことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの拡大により主要顧客であったビジネスマンやOLの来店が減少したことから収益が急激に悪化したため、2020年には横浜店も閉店する事態となっていた。



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