岡山市中区の建設業「潮建設工業株式会社」に破産開始決定 OMソーラーを利用する省エネ住宅を主力に事業展開

官報（第955号）によると、岡山市中区東川原の「潮建設工業株式会社」（代表取締役：水野 淳子）は3月31日、岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第89号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月4日午後1時30分、破産債権の届出期間は5月30日迄となっている。また、破産管財人には市本昭彦弁護士（いちもと法律事務所、岡山県岡山市中区浜1-7-30-25、電話：086-206-5461）が選任されている。

同社は1981年10月に設立された住宅建設会社。太陽熱利用システムのOMソーラーを使用し、木造ドミノ住宅工法を使用して建築する省エネ住宅の建設を主体に事業を展開。顧客獲得については常設展示場での営業を主体としていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により休止や少数単位での予約制に移行することを余儀なくされ、収益が悪化。そのような中、2022年2月に創業者でもある前代表が死去したことにより、宅建業務が行えなくなったことから営業力が急激に低下していた。