官報(第958号)によると、鳥取県米子市の「つばめタクシー株式会社」(代表取締役:船越 守之)は4月5日、鳥取地方裁判所米子支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第42号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月7日午前10時、破産管財人には弁護士法人アザレア法律事務所(鳥取県米子市加茂町2-112、0859-23-2250)が選任されている。負債額は山陰放送の報道によると約2億円とのこと。
同社は1952年9月に設立されたタクシー業者。30台ほどのタクシーを有し、米子市など鳥取県西部を営業エリアとして事業を展開。ビジネス客向けの夜間タクシーや運転代行サービスを展開するほか、皆生温泉周辺の旅館・ホテルなどと提携する観光タクシーなどを展開し、1996年1月期には約3億5100万円の年間売上高を計上していた。
しかし近年は地域経済の停滞によりビジネス向けのサービスが低迷。また、ドライバー確保にも苦慮していた中、2020年頃からの新型コロナウイルスの感染拡大により業況が一層悪化。2022年1月期の年間売上高は約6000万円と苦戦していた。厳しい資金繰りを余儀なくされていたなか、燃料費の高騰が止めとなり、2023年3月27日で事業を停止し、事後処理に移行していた。
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