官報(第950号)によると、埼玉県川口市の「有限会社染谷梱包」(代表取締役:染谷 喜一)は3月24日、さいたま地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第323号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月4日午後3時、破産管財人には大倉浩弁護士(大倉浩法律事務所、埼玉県さいたま市浦和区岸町7-12-4、電話:048-862-1853)が選任されている。
同社は1990年に設立された一般貨物自動車運送業者。設立当初は軽貨物運送業を展開していたが、2006年に福島営業所を開設するとともに一般貨物自動車運送事業に参入し、自動車部品輸送を開始。2008年には冷凍輸送事業に参入し、コンビニエンスストアのセンター間で食品を輸送していた。取引先拡大に応じて、岐阜県・長野県・熊本県・福岡県に営業所を開設するなど業容の拡大にも積極的に取り組んでいた。輸送品目の割合としては食品と紙類が大半を占めていたという。
出店費用や車両の購入費用など固定費が増大するなか、燃料費が高騰したことにより収益が急激に悪化していた。
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