官報(第954号)によると、大阪市淀川区三津屋南の「ピービーエム株式会社」(代表取締役:杉本 満)は3月30日、大阪地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第980号で、破産管財人には前田英倫弁護士(弁護士法人前田総合法律事務所、大阪市北区西天満3-1-6 辰野西天満ビル7階、電話:06-6313-0031)が選任されている。
同社は1971年4月に設立された製本印刷機械メーカー。設立当初は欧州の製本印刷機械メーカーの国内代理店として事業展開していたが、メーカーへ転向し、1983年にコンピューター制御による位置合せ装置を搭載した無線綴機を世界で初めて開発するなど、製本の無線綴機の普及に大きく貢献。中型クラスの製本機を主力に製本専業者から印刷会社まで幅広くユーザーを獲得。ピークとなる1992年3月期には約10億6100万円を計上していたが、その後は近年の出版不況から売上が低迷していた。
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