官報(第950号)によると、岡山県美作市の「協同組合大原ショッピングセンター」(代表理事:高畑 愼輔)は3月24日、岡山地方裁判所津山支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第13号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年6月19日午前10時、破産債権の届出期間は5月19日迄となっている。また、破産管財人には飯綱浩二弁護士(飯綱浩二法律事務所、岡山県津山市南新座34 アリコベール・しんざ201、電話:086-835-2501)が選任されている。負債額は約2億8300万円とのこと。
同組合は1982年に設立された商業施設の運営会社。智頭急行大原駅近くの土地を賃借し、食品スーパーや書店、ギフト店など8店が入居する複合商業施設「アイ」を1983年に開業。1996年に岡山県の中小企業高度化資金3億8992万円を活用して老朽化した施設を建て替えたが、商圏人口の減少や近郊の食品スーパーに顧客が流れた影響から徐々に店舗が減少。2022年末にはメインテナントであった食品スーパーが撤退し、2023年1月でギフト店と書店が閉店したため、同年2月の理事会で解散を決議していた。なお、負債の大半は前述の県高度化資金であり、未返済額は約2億2700万円となっている。
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