官報(第955号)によると、福岡県糟屋郡久山町の「マルゼンラボラトリー株式会社」(代表取締役:中島 勝也)は3月29日、福岡地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第343号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年6月19日午前10時、破産管財人には福井慎一郎弁護士(福岡セントラル法律事務所、福岡県福岡市博多区住吉2-2-1 井門博多ビルイースト8階、電話:092-260-8211)が選任されている。負債額は約3億5000万円。
同社は2015年10月に設立された経営コンサルタント業者。一般貨物輸送のMARUZEN EXPRESSなどを傘下に持つMARUZEN HOLDINGSのコンサルティング会社で、物流業界及び飲食業界向けにコンサルティングを提供するほか、自社でも飲食事業を営んでいた。飲食事業については担々麺と博多ラーメンを融合させた新グルメ「拉担麺(ラータンメン)」を売りとする麺料理店「まるたん」を展開。同年12月には製麺所を開設し、居抜き物件を中心に出店を加速するなど、業容を拡大させていた。しかし新型コロナウイルスの感染拡大や原材料費の高騰により収益は振るわず、本店を除いて閉店を余儀なくされていた。
博多拉担麺 まるたん
https://www.marutan.info/
コメントを投稿
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。