官報(第949号)によると、埼玉県三郷市の「株式会社三郷プロント(申立時の商号は有限会社三郷プロント)」(代表取締役:宮井 茂)と関連会社の「有限会社岩手プロント」(同所、同代表)は3月23日、さいたま地方裁判所越谷支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和4年(フ)第497号及び令和5年(フ)第111号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年6月23日午前10時40分、破産管財人には宮下智之弁護士(埼葛法律事務所、埼玉県越谷市越ヶ谷1-13-12、電話:048-964-4331)が選任されている。
三郷プロントは1992年11月に設立された革靴の製造・販売業者。設立当初は大手メーカーの下請けとして靴製造を手掛けていたが、現代表に代替わりして以降はファクトリーブランドとして「PRONTO(プロント)」を展開し、各種アパレル販売サイトなどを通じて販売していた。2021年9月15日を効力発生日として岩手プロントを吸収合併し、株式会社に改組するとの合併公告を官報に掲出していたが、2021年8月期には6373万5000円の純損失を計上するなどし、債務超過の状態に陥っていた。
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