官報(第955号)によると、山梨県韮崎市の「有限会社鈴屋リネンサプライ」(代表取締役:鈴木 忠正)は3月30日、甲府地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第65号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月10日午後2時、破産管財人には井上昌幸弁護士(井上法律事務所、山梨県甲府市丸の内2-33-9 山浦ビル2階、電話:055-268-2882)が選任されている。負債額は約4億4000万円の見込み。
同社は1959年にクリーニング店として創業したリネンサプライ事業者。主にペンションやホテルなどの宿泊施設を顧客としてシーツやカバー、タオルなどのリネン類のレンタル及びクリーニングを行うリネンサプライ事業を展開していた。また、山梨県内において「フレッシュクリーニングすずや」の屋号でクリーニング店を10店舗以上展開するなど、業容を拡大させていた。
しかし近年は新型コロナウイルスの感染拡大により宿泊施設などからの契約件数が減少し、リネンサプライ事業の収益が大幅に悪化。さらに燃料費の高騰によりクリーニング事業においても採算が悪化したことから資金繰りがひっ迫した状況となっていた。
|
|
コメントを投稿
削除申請等の場合は本人確認が可能な個人情報の入力が必要です。匿名での申請は受け付けておりません。