福岡市東区の水産物輸入販売「SQディスカバリー株式会社」他1社に破産開始決定

官報（第966号）によると、福岡市東区多の津の「SQディスカバリー株式会社」（代表取締役：牛之浜 圭一）と関連の「株式会社S.Q.D」（同所、同代表）の2社は4月12日、福岡地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年（フ）第480号・第481号で、破産管財人には管納啓文弁護士（弁護士法人みらい法律事務所、福岡県福岡市中央区警固1-12-11 アーバンスクエア警固6階、電話：092-781-4148）が選任されている。負債額は約4億3000万円。

SQディスカバリーは2006年7月に設立された水産物輸入・加工及び卸販売業者。アラスカ産やロシア産のタラバガニ・ズワイガニを輸入、加工して小売店舗や飲食店に卸していたほか、一般消費者向けには通信販売サイト「蟹専門店かに仁」を開設してかにのほか、ホタテや牡蠣、海鮮おせちなどを販売し、2011年6月期には約16億3900万円の年間売上高を計上していた。。同年10月には中国・上海市に「牛浜貿易（上海）有限公司」を設立し、かにの卸売のほか、国内企業の中国への貿易仲介サービスなどを展開していた。S.Q.Dは前述の通信販売サイトを運営していた。