官報(第960号)によると、高知県吾川郡仁淀川町の「池川林材株式会社」(代表取締役:刈谷 由起子)は4月6日、高知地方裁判所須崎支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第44号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月12日午後2時、破産管財人には稲垣健吾弁護士(稲垣法律事務所、高知県高知市南万々69-24、電話:0888-72-2122)が選任されている。負債額は約4億8000万円とのこと。
同社は1952年6月に創業した製材所。仁淀川林産協同組合を構成する1社として、自社有林の育成・林産を行い、スギ材やヒノキ材を端柄材や下地材、梁桁などの木材系建材に加工し、主に土佐の木の家づくり協議会に所属する工務店などに販売していた。住宅の施主や設計士を対象に木の伐採から製材までを見学できる製材見学ツアーも開催していた。2022年4月に事業を停止し、自己破産の準備に入ったとして高知銀行【8416】が債権の取立不能または取立遅延のおそれのリリースを出していた。
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