官報(第954号)によると、富山県魚津市の「株式会社フクロイ」(代表取締役:袋井 忠男)は3月30日、富山地方裁判所魚津支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第4号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月5日午後2時、破産管財人には山本尚宗弁護士(山本賢治法律事務所、富山県富山市堀端町2-2、電話:076-421-1868)が選任されている。負債総額は約1億7800万円の見込み。
同社は1976年に創業し、1989年11月に法人改組したプラスチック用品製造業者。自動車用コネクター類などプラスチック製の自動車関連部品を製造するほか、プラスチック金型の製作を手掛け、2008年8月期には約2億3900万円の年間売上高を計上していた。
しかし、主要取引先である自動車業界の規模縮小により近年は受注量が減少。新型コロナウイルスの感染拡大によりさらに受注が減少する中、燃料費や原材料費の高騰により採算性が悪化し、資金繰りがひっ迫する状態となっていた。
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