東京都足立区の広告代理業「株式会社栄宣」他3社に破産開始決定 東武・京成・新京成などの鉄道広告を手掛ける

官報（令和5年4月5日 号外第73号）によると東京都足立区千住の「株式会社栄宣」（代表取締役：前田 琢磨）と関連会社の「株式会社アド・エイセン」（同所、同代表）、「株式会社エイセン・アド・ビューロー」（同所、同代表）、「株式会社エイセン・アドバタイジング」（同所、同代表）の4社は4月19日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。

事件番号は令和5年（フ）第1323号・第1324号・第1325号・第1326号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年6月15日午後2時30分、破産債権の届出期間は4月19日迄となっている。また、破産管財人には高田千早弁護士（LM法律事務所、東京都中央区銀座3-13-19 東銀座313ビル2階、電話：03-6281-5505）が選任されている。

栄宣は1971年4月に設立された広告代理店業者。主に鉄道広告分野に強みを持つ広告代理店として事業を展開し、東武鉄道のほか、京成電鉄、新京成電鉄、埼玉新都市交通における交通広告を手掛けるほか、東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県の電柱広告を手掛けていた。関連会社のアド・エイセンは駅構内のフロア広告や看板、電車の吊り広告といった広告の制作を行っていた。