官報(第955号)によると、神奈川県鎌倉市の「株式会社メディシンラトル」(代表取締役:鶴田 昌也)は3月31日、横浜地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第213号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月5日午前10時20分、破産債権の届出期間は5月8日迄となっている。また、破産管財人に天野正男弁護士(港北総合法律事務所、神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-12 日総第12ビル2階、電話:045-474-0352)が選任されている。
同社は2011年4月に設立された広告代理店業者。主に製薬会社をはじめとする医療業界を事業領域とする広告代理店として事業を展開。2012年から心血管治療専門誌『CardioVascular Contemporary』(季刊・2018年に廃刊)の編集・刊行を始めたほか、全身血管病治療に関する書籍の刊行など、広告代理店というよりは医療系出版社としての事業のほうが目立っていた。しかし、2018年にはメインバンクであった信用組合から取引中止を求められるほどの売上減少に直面していた。
その後、新規事業として「女子ラグビーを活性化するためのキャラクターグッズの製造と販売」を行うとの経営革新計画を策定し、実際に女子ラグビーの人気向上からサンリオとコラボした「ハローキティ ラグビーグッズ」の企画・販売を手掛けるなど業態変更に取り組んでいた。
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