官報(第962号)によると、東京都港区東麻布の「株式会社麻布フードサービス」(代表取締役:青木 祐一)は4月12日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第1827号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月6日午前10時、破産債権の届出期間は5月10日迄となっている。また、破産管財人には土淵和貴弁護士(TF法律事務所、東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館3階、電話:03-6206-1310)が選任されている。
同社は2013年7月に有限会社エスケイスクエアから新設分割する形で設立された弁当製造・配達会社。エスケイスクエアが展開していた宅配弁当「幕の内弁当 倭(やまと)」を事業承継する形で事業を展開。「幕の内弁当 倭」のほか国産食材のみを使用した高級手まり御膳「彦いち」を展開。販売先は都内放送局や企業などで、いわゆるロケ弁や会議用弁当など、高価格帯の弁当を製造・販売していた。
近年は会議用弁当の需要が鈍ったことから「Pranzo」の屋号でキッチンカーを展開するなど事業の立て直しを図っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響から同事業からの撤退を余儀なくされていた。
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