官報(第961号)によると、大阪府貝塚市の「株式会社アート」(代表取締役:山本 泰熙)は4月10日、大阪地方裁判所岸和田支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第329号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年7月10日午後1時30分、破産管財人には前田英倫弁護士(弁護士法人前田総合法律事務所、大阪府大阪市北区西天満3-1-6 辰野西天満ビル7階、電話:06-6313-0031)が選任されている。
同社は1990年6月に有限会社アートとして設立された住宅建築会社。主に大阪府南部エリアを営業エリアとして事業を展開。「家族みんなの100年快適住宅」として工法(木軸在来工法・HJS工法・SE構法)から選択可能な注文住宅を手掛けるほか、増改築・リフォーム工事を行っていた。しかし、小規模精鋭で実際の建築に関しては外注で行っていたことから、近年の人件費上昇に伴い費用負担が重荷となっていたほか、同業他社との競争激化により売上高も低下傾向となっていた。
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