官報(第959号)によると、佐賀県西松浦郡有田町の「株式会社池田製陶所」(代表取締役:池田 正寿)は4月7日、佐賀地方裁判所武雄支部から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。事件番号は令和5年(フ)第26号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年6月21日午後1時30分、破産管財人には福田孝弁護士(ふたば法律事務所、佐賀県武雄市武雄町大字富岡304 銀座テナント2階、電話:095-428-9292)が選任されている。
同社は1916年5月に有田焼窯元「伝平窯」から分家独立し、1957年に陶磁器生地製造業「池田製陶所」として独立した陶磁器メーカー(法人化は2007年11月)。オリジナル商品として「クリスタルグリーン」を有し、全国の主要百貨店で販売されていたほか、他社との協業でボーンチャイナ焼成や世界初の陶磁器による一体型時計「エミュエール」を完成させるなど、高度な技術を有していた。
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